日本人が建てた韓国初の西欧式ホテル、なぜ市民団体が復元反対
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.05 10:06
韓国初の西欧式ホテルとして知られている「大仏(テブル)ホテル」の復元事業をめぐって論議がおきている。市民団体が「どんぶり勘定式の復元は困る」と主張しているからだ。
仁川市中区(インチョンシ・チュング)は4日、「来年末まで30億ウォン(約3億1000万円)の予算を投じて大仏ホテルを復元する計画」と明らかにした。中区中央洞(チュンアンドン)のホテルがあった敷地に過去の建築物を再現するということだ。1階の床は強化ガラスで施工し、地階にある建物の基礎などを見ることができるようにつくることにした。中区は1973年に仁荷(インハ)大学建築科の学生がホテルの建物を実測した資料と写真などが残っているため復元には問題がないという立場だ。ホテル敷地近隣に位置する残された当時の建物の一部を壊してレンガなどの資材を確保することにした。