アルジャジーラ「人質の身代金2000万ポンド与えたのでは…」

アルジャジーラ「人質の身代金2000万ポンド与えたのでは…」

2007年08月31日10時54分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  アフガニスタンのタリバンが韓国人人質を解放する対価として巨額の身代金を受け取ったはずだという推測報道が続いている。

  これまで韓国政府とタリバン側はアフガン駐屯韓国軍年内撤収など公式発表された解放条件以外には何の裏合意もないと“身代金支払い説”を否認している。しかしこれまでイラクやアフガンでは人質事件解決のため、背後でお金の行き交ったケースが少なくない。

  アラブ圏衛星放送アルジャジーラは29日、アフガン政府関係者の発言を引用し「韓国政府が人質解放のためにタリバンに2000万ポンド(約47億円)を与えたといううわさが出回っている」と報道した。アフガンの首都カブールに駐在しているアルジャジーラ特派員エーロン・フィッシャー氏は「正確な金額はわからないが、タリバンに現金を渡した話が出回っている」と伝えた。これに対してカリ・モハマド・バシル・タリバンガズニ州司令官は「お金が係わったということは事実ではない」とし、身代金授受説を否認した。

  韓国人拉致事件が発生してから身代金が事件解決のカギになるはずだという報道が続いていた。日本の朝日新聞はタリバンが人質1人当たり10万ドル(約1160万円)の身代金を要求していると26日、報道した。本紙のアフガン通信員アリ・アブハサン氏(仮名)は「身代金が人質1人当たり50万~100万ドルになるという話が交渉場周辺で飛び交った」と伝えた。

  タリバンはこれまで何度も身代金を受け取って人質を解放してきたということだ。表では外国軍撤兵と収監仲間の釈放を要求しながらも、背後では身代金を要求するのが慣習だったというのだ。

  タリバンは4月初め、フランス人救護団体職員2人を拉致してから39日後、全員解放した。当時、タリバンはフランス軍のアフガン撤兵と人質、収監者対等交換を要求し、ニコラ・サルコジ当時フランス大統領が「長期的に撤兵することができる」と伝えると人質を解放した。まもなくルモンドは「政府が身代金として500万ドルを準備した」と報道したが、支給されたかは確認されなかった。

  タリバンは昨年10月、イタリア写真記者ガブリエレ・トルセロ氏を拉致し、イタリア政府から200万ドルをもらって20日後に解放したと交渉関係者が伝えた。3月発生したダニエレ・マストロジャコモ拉致事件のときもタリバン収監者5人を解放し、数百万ドルの身代金を渡したものと伝えられた。イタリアは2002年、イラクで自国報道機関勤務者エンゾ・パルドーニ氏が拉致、殺害されてから人質救出のために積極的に身代金を支給してきた。

  2004年3月に拉致され113日後に解放されたトルコ人技術者サリ・アクソ氏の場合、タリバンは最初工事人力の撤収と事業撤回を要求するが、「身代金をくれ」と先に要求した。トルコ政府は人質が解放された後「テロリストとは交渉しなかった」とその事実を否認した。

  イラクでも武装団体に拉致された外国人人質たちが身代金を対価として解放された事例がある。イギリスのザ・タイムスによればドイツ、フランス、イタリアは昨年5月まで9人の人質解放の対価として4500万ドルを渡した。2005年1月、イラクで取材途中に拉致され5カ月以上抑留されたフランスのリベラシオン紙の女性記者フローランス・オベナ氏は1000万ドルで解放されたものと伝えられた。
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