アルジャジーラ「人質の身代金2000万ポンド与えたのでは…」
アフガニスタンのタリバンが韓国人人質を解放する対価として巨額の身代金を受け取ったはずだという推測報道が続いている。
これまで韓国政府とタリバン側はアフガン駐屯韓国軍年内撤収など公式発表された解放条件以外には何の裏合意もないと“身代金支払い説”を否認している。しかしこれまでイラクやアフガンでは人質事件解決のため、背後でお金の行き交ったケースが少なくない。
アラブ圏衛星放送アルジャジーラは29日、アフガン政府関係者の発言を引用し「韓国政府が人質解放のためにタリバンに2000万ポンド(約47億円)を与えたといううわさが出回っている」と報道した。アフガンの首都カブールに駐在しているアルジャジーラ特派員エーロン・フィッシャー氏は「正確な金額はわからないが、タリバンに現金を渡した話が出回っている」と伝えた。これに対してカリ・モハマド・バシル・タリバンガズニ州司令官は「お金が係わったということは事実ではない」とし、身代金授受説を否認した。