徴用者の遺族「戦いはこれから」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.05.26 10:20
「父は生涯、塵肺症と心臓病に苦しみながらも、日本に徴用された当時のことは話さなかった」。
25日、電話の向こうから聞こえてくるパク・ジェフンさん(66)の声は震えた。、父親(01年死亡のパク・チャンファンさん)ら5人が00年に三菱重工業を相手取って起こした訴訟で、韓国最高裁が前日、日帝強制支配期の徴用者の請求権を認める判決を出した直後だった。父の代わりに11年間にわたり法廷争いをしたというパクさんは「今回の判決は夢のようだ」と語った。
故パク・チャンファンさんは1945年8月6日、日本・広島にいた。三菱機械製作所で働き始めて約1年が絶った頃、ここに原子爆弾が落ちた。どこからか飛んできた鉄の破片にあたってあごの肉が落ちる重傷を負ったパクさんは、1カ月後、密航船に乗って故郷に戻った。