韓国釜山の輸出額、ベトナムが日本と中国抜いて２位に

ⓒ 中央日報日本語版2017.10.25 07:14

釜山（プサン）の輸出相手国として、過去初めてベトナムが２位になった。

２４日、韓国貿易協会釜山本部が集計した「釜山輸出入動向報告書」を見ると、先月のベトナム向け輸出は昨年同月と比較して６５．９％増となる１億４０００万ドル（約１６０億円）で米国に次いで２位に浮上した。

日本向け輸出は前年同期比１９．９％増となる１億３６００万ドルで輸出対象国３位を占め、中国は２０．５％減となる１億２７００万ドルで輸出対象国２位から４位に順位を下げた。

特に中国向け輸出の減少は、韓国のＴＨＡＡＤ（高高度ミサイル防衛体系）配備に伴う経済報復の影響とみられており、中でも自動車部品（６９．１％）やその他プラスチック製品（３３．３％）等の品目での減少が目立った。

同協会のホ・ムング釜山本部長は「ベトナム、日本、中国への輸出額にはそれほど差はないが、ほぼ固定的だった輸出上位国の順序が変わったことは注目に値する現象」と述べた。