【コラム】朴槿恵外交、国連の大舞台を逃すな(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.05 09:22
このように米朝間にとって重要なニューヨークをイ・スヨン外相が直接訪問するというのは、どう見ても普通ではない。彼はニューヨーク到着後、多様な経路で米国の人々と接触し、北朝鮮の要求事項を伝える可能性が大きい。コリア・ソサエティー、全米外交政策協議会(NCAFP)などニューヨークにもワシントンに劣らず外交関連の主な機関が布陣している。隠密に北朝鮮国連代表部でホワイトハウスや国務省内対北朝鮮政策担当者ともいくらでも会える。北朝鮮の初の核実験後、2007年にニューヨークに来た金桂寛(キム・ケグァン)外務次官がまさにそうだった。
これだけではない。韓日間の懸案が山積した状況で、安倍晋三首相を始めとした日本外務省の首脳部も出てくる。現在では11月に北京で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会談で、主催国である中国の習近平主席が安倍首相と会う可能性が少なくはない。それならば韓国もひたすら手放しでいるわけにはいかない状況だ。