韓国、5月輸出も2桁増加…回復越え上昇傾向が明瞭に(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.02 11:57
「国内外の経済要因が韓国輸出に友好的だ。安定した軌道に進入した」
貿易の専門家である崇実(スンシル)大学経済学科のオン・ギウン教授は韓国産業通商資源部が1日に出した「5月の輸出入動向」についてこのように評価した。昨年とは全く異なる雰囲気だ。韓国の輸出は2015年から昨年にかけて歴代最長期間である20カ月間後退した。輸出不振は景気好転を妨げただけでなく、国家競争力の順位にも悪影響を及ぼした。スイス国際経営開発大学院(IMD)が先月31日に発表した「2017年国家競争力評価」の経済成果の部分で韓国は22位で前年より1つ順位を下げた。商品輸出増加率(13→51位)の順位急落が決定的だった。
ことしに入り、韓国輸出は優秀な成績を相次いで見せている。先月の韓国輸出額は450億ドル(約5兆232億円)という集計結果で、1年前より13.4%増えた。昨年11月から先月まで7カ月連続増加している。輸出額が7カ月間増えたのは2011年12月以来5年5カ月ぶりだ。また、今年1月から先月まで5カ月連続で2桁の増加率が見られた。2011年9月以来、5年8カ月ぶりのことだ。回復を越えて上昇の局面に入ったという分析が出ている理由だ。