脱北者10人中1人以上、韓国から第3国へ(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2013.10.02 17:18
パクさんは「同じ民族なのに韓国で2等国民の扱いを受けるという不満も少なからず作用している」と伝えた。彼女は「朝鮮族でも、さらに黒人でさえもありえない待遇を受けているという感じをたびたび受ける。脱北者という理由だけで同じ仕事をしても賃金が少なく、そして遅れて受け取るのが常」だとして「それよりも差別を受けない所で新しく始めるのがより良いという気がする」と付け加えた。
2008年に脱北後、重機の運転をしているキム・ミンシク氏(52)も「実際に韓国に来てみると私が持っていた能力はほとんど使う所がなかった。私がこんなに能力のない人間だったかと思うと喪失感が大きかった」と話した。これについてト・ヒユン拉致脱北人権連帯代表は「北朝鮮社会主義体制とは違い韓国は徹底した資本主義社会なので、基本的に適応困難を経験するしかない」として「その一方で欧州には社会民主主義体制もあるから適応が容易ではないかという漠然とした期待感もある」と分析した。