２６日に北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長と会った文在寅（ムン・ジェイン）大統領が２７日、「金正恩委員長は板門店（パンムンジョム）宣言に続き改めて韓半島（朝鮮半島）の完全な非核化の意志を明確にした」と発表した。また、今回の会談は金委員長が２５日午後に一切の格式なく会いたいとの意向を伝えてきて、文大統領がこれを快く受諾したと明らかにした。

文大統領は金委員長との会談と関連しこの日直接会見を行った。文大統領は「金委員長が米朝首脳会談の成功を通じて戦争と対立の歴史を清算し平和と繁栄のために協力するという意思を表明した」としてこのように話した。文大統領は「南北高位級会談を６月１日に開催し、軍事的緊張緩和に向けた軍事当局者会談と離散家族再会に向けた赤十字会談を続けていくことで合意した」と伝えた。

最近米朝関係が急冷する中で南北首脳が会ったことについては、「両首脳は今回の会談が必要に応じ迅速で格式ばらずに開催されたことに大きな意味があると評価し、今後も必要な場合、いつでも互いに通信したり会って隔意なく疎通することにした」と話した。今後も同様の疎通と会談が頻繁に続くこともあるという趣旨だ。

文大統領は「友達同士の平凡な日常のように行われた今回の会談。南北はこのように会うべきというのが私の考え」と話した。