「72時間橋」から北朝鮮亡命兵士の救出まで44分…韓国軍は何をしていたのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.11.23 09:43
国連軍司令部が13日、北朝鮮兵士オ氏の亡命過程が撮影された映像を22日に公開したが、疑問点が残る。
軍当局は事件発生の後、「午後3時14分に北の警備兵3人が板門閣の前の道路から北側の哨所に速かに移動する姿を観測し、亡命と推定される北朝鮮兵士1人が軍事境界線(MDL)南側に逃走した」と明らかにした。この過程で「北の警備兵4人が約40発の射撃をした」とも伝えた。国連軍が公開した映像と一致した。
ただ、映像にはオ氏が同日午後3時11分に「72時間橋」に接近する前から映っている。車の移動をクローズアップしながら追う姿は、観測者が異常を感じていたという傍証と見ることができる。韓国兵士の姿が登場したのは午後3時55分で、軍が運営する熱線観測装備(TOD)の画面を通じてだった。2人の韓国兵士がオ氏に接近して安全なところに移す場面だった。オ氏が車を捨ててMDLを越えてから40分経過した後だ。軍の関係者は「亡命者が落葉に覆われていて肉眼で確認できず、亡命者を探すのに時間がかかった」と述べた。