マレーシアでヒートテック販売? ユニクロ入社4年で店長になった韓国人青年
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.23 10:32
「北極で冷蔵庫を売るのが真の営業」という話がある。反対に熱帯気候のマレーシアで冬季用発熱衣類を売って大ヒットさせた30代の青年がいる。大学卒業後に韓国のユニクロで清掃から始めたチョン・ゴンウさん(31)の話だ。入社4年で彼が店長になった店舗は世界のユニクロ店舗のうち小売売上高率などの評価で2位を記録した。
昨年3月にマレーシア・ジョホールバルのシティスクエア店店長に選任されたチョンさんは発熱衣類のヒートテックの注文を大幅に増やした。本社が驚くほどだった。マレーシアは年間平均気温が27度を超えており、賭けのように思われたが、信じるものがあった。自身の観察力だった。
チョンさんは「お客がどんな服に触れ、どんな服を試着して購入するのか店舗で細かく観察した。ジョホールバルはシンガポールとの国境に近くシンガポール人が多く来る。彼らがヒートテックに関心があることを発見した」と話した。直接顧客にインタビューし、シンガポールの店舗に行って調査もした。すると結論が見えた。「シンガポールの人たちが韓国や日本、カナダなど気温が低い国を旅行するために冬服を多く求める」ということがわかったのだ。