轟音とともに100メートルの水蒸気雲…4年後の月探査に希望=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.10 08:06
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8日、全羅南道高興郡外羅老島宇宙センターで、韓国航空宇宙研究院が75トン級ロケットエンジン燃焼試験をしている。このエンジンは2020年の月探査に使用される韓国型ロケットに搭載される予定。(写真=韓国航空宇宙研究院)
2020年の月探査に使用される韓国型ロケット(KSLV-2)の核心となる75トン級液体ロケットエンジンの燃焼試験が初めて公開された。韓国航空宇宙研究院が8日午後、全羅南道高興郡外羅老島の羅老(ナロ)宇宙センターで実施したエンジン燃焼試験は75秒間続いた。轟音は1キロほど離れた統制室でもはっきりと聞こえた。ロケットエンジン用冷却水9万リットルが1秒あたり1200リットルの速度で蒸発して作り出した巨大な水蒸気雲は100メートル以上の高さにまで上がった。
この日の燃焼試験には主燃料の灯油30ドラム(5925キロ)のほか液体酸素など計94ドラム(1万8750キロ)の燃料と酸化剤が使用された。月探査をする韓国型ロケットには、今回燃焼試験をした75トンロケットエンジンが1段目に4基、2段目に1基搭載される。3段目のロケットには7トンエンジン1基が装着される。