【社説】THAAD配置は政争の対象ではない=韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.03.15 13:09
在韓米軍の高高度ミサイル防衛システム(THAAD)配置問題をめぐり政界が鋭く対立している。米国と中国が絡まるセンシティブな問題を韓国があえて先に立って公論化するのが望ましいのかという批判にもかかわらず、与党セヌリ党と政府、青瓦台(チョンワデ、大統領府)は15日の政策調整協議会でこれを公式議題として扱うことにした。また、セヌリ党は今月末の政策議員総会で意見をとりまとめる予定だ。
ところがTHAAD問題を取り上げる政界の歩みに国民は混乱したり不安がったりする。何より公論化のタイミングが誤解を呼びかねない。マーク・リッパート駐韓米国大使が襲われた後の8日、セヌリ党のウォン・ユチョル政策委員会議長と国会外交統一委員長のナ・ギョンウォン議員がTHAAD導入の必要性を提起した。翌日にはユ・スンミン院内代表が今月中に政策議員総会を開くと明らかにした。