◇チーム内で存在感薄れる

けがのためチーム内での位置づけも落ちた。 朴智星はチームの主将を務め、主力だけでなく、チームの看板に定着するという見方もあった。 しかしけがで欠場が続き、現地メディア、ファンの視線も冷たくなっている。 レドナップ監督に交代した後はさらに立場が狭まった。 朴智星の位置にはアデル・ターラブ、ステファン・ムビアが定着している。 最下位に落ちたことに対する主将・朴智星の責任輪も出ている。

香川を獲得した後、アレックス・ファーガソン・マンＵ監督は「チームを変える選手」と絶賛していた。 しかし現在、マンＵで香川の空白は全く感じられない。 ロビン・ファンペルシー、ウェイン・ルーニーのツートップ、この２選手を支えるハビエル・エルナンデス、ダニー・ウェルベック、トム・クレバリーら攻撃陣は、次第に威力を増している。 香川が復帰をしても厳しいポジション争いが待っている。

◇１月が重要

２０１２年が残念な結果に終わっただけに、２０１３年の奮発が求められる。 現地メディアは両選手とも１月前半に復帰すると予想している。 特に１月には冬の移籍市場が開かれ、アフリカネーションカップのためアフリカ出身主力選手の国家代表招集がある。 こうした変数にうまく対処することが重要だ。

ハン・ジュンヒＫＢＳ（韓国放送公社）解説委員は「１月は選手の戦力移動のため雰囲気が落ち着かなくなる。 この時期をうまく活用して、その間見せられなかった自分の長所を十分にアピールしなければいけない」と強調した。


＜サッカー＞同病相憐れむ朴智星と香川、２０１３年は？（１）