コブラヘリ4機をペクリョン島に配置、北を牽制
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.06.13 09:36
「戦車を捕らえるヘリコプター」と呼ばれる攻撃ヘリ「AH-1Sコブラ」がペクリョン島に配置される。軍関係者は12日、「北朝鮮の空気浮揚艇(ホバークラフト)による奇襲浸透に備え、ペクリョン島にコブラ4機を配置することを積極的に推進している。大型格納庫建設が完工する9月末にも配置が可能だろう」と話した。同関係者は、「最近北朝鮮が黄海道(ファンヘド)コアムポ空気浮揚艇基地建設を終えた。基地の規模が当初予想より大きくなり、それだけ奇襲浸透の脅威も高まったことから大型攻撃ヘリを配置することにした」と説明した。北朝鮮コアムポ基地の空気浮揚艇は70隻余りで、20分で特殊戦兵力4000人余りを乗せ西海5島に到達できる。
軍は当初、ペクリョン島に陸軍の軽攻撃ヘリ500MDを配置する計画だったが、500MDに装着された対戦車ミサイルが高速移動する空気浮揚艇を撃破するには効率が落ちるという指摘により、機種をコブラに変えたという。コブラに搭載された20ミリバルカンと70ミリロケットなどは目標に向かって自由自在に動くことができるため高速艇を撃破しやすく、ヘリと操縦士の生存性も高められる。