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【コラム】狎鴎亭洞、マクドナルド1号店と太極旗=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.30 13:58
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「オレンジ族のメッカだった狎鴎亭洞(アプクジョンドン)、今は10カ所に3カ所が空き店鋪」

およそ10日前に報じられた中央日報社会面記事のタイトルだ。記事は「狎鴎亭ロデオ」と呼ばれる狎鴎亭洞商圏の変遷史を扱った。米国ビバリーヒルズの高級ショッピング街から名前を取ってくるほど、一時は大韓民国最高のファッションメッカだった。また、マクドナルド1号店と韓国初の自家焙煎コーヒー専門店「JARDIN」1号店が入ったニュートレンドの拠点でもあった。だが、この黄金時代は1990年代末から下り坂に入った。通貨危機や消費パターンの変化、店舗賃貸料の上昇の他に「弘大(ホンデ)前」「梨泰院(イテウォン)」などライバル商圏とのコストパフォーマンス競争で遅れを取った等がその理由だった。その結果、10カ所に3カ所が空き店舗というほど廃れてしまった。

 
マクドナルド1号店が入った88年、筆者も狎鴎亭洞付近に住み、血気盛んな高3時代を送った。80年代後半と90年代の華やかだった雰囲気と比較すると、最近の狎鴎亭洞の姿は本当に隔世の感だ。酒場や服飾店の数字減少がすべてではない。88年のマクドナルド1号店、90年代の高級カフェやロックカフェのように新しいトレンドをリードしたホットプレイスが消えて町全体が個性を失った。

海外が注目する狎鴎亭洞のランドマークは他にある。2011~2014年、東京特派員時代、日本のテレビには「整形強国・大韓民国の中心、狎鴎亭洞」がしばしば紹介された。「整形の広告が狎鴎亭駅を埋め尽くした」「狎鴎亭駅半径1キロ圏内の整形外科数は数百」という冷笑的なコメントの中に、日本のテレビカメラは狎鴎亭洞の隅々を描写した。

最近の狎鴎亭洞のもう一つのホットアイテムは太極旗だ。いつからか、江南区(カンナムグ)全体が「安保特区化」して、狎鴎亭洞はその最前線に立った。祝日ごとに太極旗の波がアパート団地を覆う。愛国心鼓吹のための祝日太極旗掲揚に是非を論じるつもりはないが、14階立てのマンションビルに100本近い太極旗が掲げられる風景をただ感動的とばかりは考えない入居者もいるという。

過去、狎鴎亭洞には「ファッションとトレンドのメッカ」を越える特別な何かがあった。一歩先に立ち、アジェンダをセッティングして新しい政治の流れを作り出した。70年代、江南(カンナム)開発の象徴であるアパート団地が入り、ここに居住する者が新しいエリートとして、オピニオンリーダーとして成長したためだ。87年体制が成立した後に行われた88年総選挙で政府与党候補を落とし、第14代総選挙では国民党の風を主導した。進歩か保守か、与党か野党かを離れて、韓国政治の新しい流れを作って変化の糸口を作り出しながら「新政治1番地」というニックネームも獲得した。だが、いつからか街頭の活力ほど、考えの活力も、政治的影響力も共に薄れてしまった。商圏や経済活力の復活と同じくらい、大韓民国オピニオンリーダーとして、革新アイデアバンクとして、狎鴎亭のルネサンスを期待する理由だ。太極旗や整形外科の看板一色の画一的な風景ではなく、だ。

ソ・スンウク/政治部副デスク

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