<危機の韓国ローファーム>(4)「国内法律市場は飽和…海外へ」(上)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.08 16:12
韓国国内の法律市場が好況と不況を繰り返す中でも、法務法人クァンジャンは売上と弁護士の数の両面で成長を維持してきた。法務法人クァンジャンのキム・ジェフン代表(59)は中央日報のインタビューで「成長の秘訣は訴訟業務・知的財産権(IP)・M&A(企業の合併・買収)など各分野で最高レベルの専門家が提供するワンストップ法律サービス、運営委員会という集団指導体制、構成員間相互信頼の3つ」と紹介した。
まずキム代表は「来年から始まる法律市場完全開放と弁護士の受任条件悪化などでローファーム業界が体感する危機はいつよりも深刻だ」と診断した。しかし「これまで蓄積してきたものを基礎にグローバルローファームと協力と競争を併行し、国内企業が海外舞台で稼ぐ『アウトバウンド(outbound)訴訟』の誘致に力を注ぐ」と話した。世界1、2位の超大型ローファームが先を競って国内市場攻略に向かう状況で逆発想戦略を駆使するということだ。また「来年から外国と国内ローファーム間の合併法人設立が可能になるが、我々のローファームが外国のローファームと合併することはないだろう」と自信を表した。
--外国系ローファームが事実上掌握しているアウトバウンド訴訟に主眼点を置く理由は。