現代車、モーターフェスティバル開催…韓国で都心レース(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.21 14:42
自動車生産台数が世界5位(年間452万台)だが、モータースポーツの「不毛地」と評価される韓国で今週末、国内唯一の都心レースが行われる。現代自動車によると、仁川(インチョン)松島(ソンド)サーキットで23、24日、「ザ・ブリリアント・モーター・フェスティバル(TBMF)2015」が開催される。昨年に続いて2回目となるこの行事は、現代車グループが2年かけ、サーキット建設費用53億ウォンを含む合計150億ウォン(約16億円)を投入するほど心血を注いだ。ブランドマーケティング、国内消費者との疎通、高性能車の開発など、鄭義宣(チョン・ウィソン)現代車副会長(45)が追求する「3つの核心プロジェクト」を成功させるためにはモータースポーツ産業の育成が必須だと判断した理由だ。
松島サーキットは約2.5キロ区間で、13カ所のコーナーがある。テスト走行した280馬力の「ジェネシスクーペ」は角度90度のコーナーをあっという間に曲がり、時速160キロまで速度を上げた。コーナーを通過すると防護壁が現れ、また直角ほどのカーブが登場する。急ブレーキと加速が繰り返され、緊張感はピークに達した。サーキットは超高層ビルやマンションに囲まれ、仁川1号線の国際業務地区駅の出口に隣接している。外国で見ることができる都心レースを韓国にそのまま再現したのだ。