【社説】「開放・実力・情熱」で成し遂げた韓国アイスホッケーチームの快挙
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.05.02 13:56
韓国帰化選手のエリック・リーガンは眼窩壁骨折で右目に青黒いあざができていたが表情は明るかった。腕にギプスをはめた主将のパク・ウサンは「昇格できるという夢があり、可能だと信じていた」と話した。韓国アイスホッケー史上初めてワールドチャンピオンシップ(1部リーグ)に進出する快挙を成し遂げた男子代表チームが韓国スポーツ界に「開放と融合」という大切な価値をプレゼントしてくれた。
男子代表チームが「夢の舞台」である世界アイスホッケー1部リーグに昇格したことは奇跡同然だ。韓国男子チームは高校6チーム、実業3チームがすべてで、成人登録選手はたった233人だ。そのような厳しい環境を克服して、選手だけで9万7000人を擁する世界1位のカナダ、1万2485人の2位ロシアなど世界16カ国と肩を並べて堂々と同じ舞台に立つことになったのだ。敗残兵のような境遇で3部と2部リーグを転々としていたが、実力が日進月歩で伸びた秘訣は何だろうか。