【社説】金正恩、もう一度「完全非核化」意志を見せるべき
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2018.05.26 13:16
米国のトランプ大統領が6・12シンガポール米朝首脳会談を突然中止してから9時間後、北朝鮮が公式反応を出した。北朝鮮の金桂冠(キム・ケグァン)第1外務次官が「委任により」発表した談話だった。事実上、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長のメッセージとみられる。
金桂冠次官は「我々は常に大らかに開かれた心で米国側に時間と機会を与える用意がある」とし「我々はいつでもどんな形でも対座して問題を解決していく用意があることを米国側に改めて明らかにする」と述べた。北朝鮮の談話とは信じがたいほど姿勢を低めた。談話にはトランプ大統領を称える内容まで含まれていた。金桂冠次官は「トランプ大統領がどの大統領もできなかった勇断を振るい、首脳会談という重大なことを成し遂げようと努力したことを内心高く評価してきた」「『トランプ式』というものが問題解決の実質的な作用をする賢明な案になることをそれとなく期待した」などと明らかにした。