築95年の建物、ソウル市が買収先送りすると中国人が…(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.16 17:00
このように価値のある体府洞教会がなぜ存廃の岐路に立つことになったのか。西村で花を売るハン・チョルグさん(45)は「客ばかり増えて住民は離れていったため」と述べた。水城洞(スジョンドン)渓谷につながる玉仁路沿いの店のうち、営業を始めて2年以上経過したところは少ない。古くなった銭湯・クリーニング店・書店がカフェや飲食店に変わっている。賃貸料と権利金が急速に上がり、昔のように町内の人を相手にした店は枯死している。
町内の人を相手にするという点で、体府洞教会の危機も古い店の消滅と軌を一にする。ヨム・ヒスン担任牧師は「多くの若いカップルが手をつないでここを訪れるが、ここには走り回って遊ぶ子どもたちがいない」とし「2、3年前からは教会を維持するのも容易でなかった」と話した。