「津波の予測が過大」…日本気象庁が陳謝
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.03.02 06:56
「最高3メートル」予測に25万世帯が避難…実際は最大1メートル20センチ「津波の予測が過大だった。国民にご不便をかけたことお詫びする」。日本気象庁の関田康雄・地震津波監視課長が1日午前、記者会見を行った。前日、チリ大地震による津波の威力を過大評価したことに対する謝罪の席だった。関田課長は「判断が誤ったとは思わないが、結果的には津波が(予測より)小さかった。正確度が落ちたことを認める」と頭を下げた。
気象庁は当初、チリ大地震をマグニチュード(M)8.6と分析し、津波を最高1メートル程度で予測したが、米国地質研究所がマグニチュード8.8と明らかにしたため、津波の予測を最高3メートルに高めたということだ。1960年5月にチリのバルディビア地方で地震が発生した当時、予報より高い4メートルの津波が日本列島を襲い、142人の死者が発生した記憶も‘オーバー予報’につながった。