公営放送のシチュエーション・コメディーを通じて、嫁が姑にびんたをするシーンが放送され、議論が広がっている。

２７日午後９時２５分に放送された公営放送ＫＢＳテレビ（韓国放送公社）－第２チャンネルの番組『オールドミスダイアリー』だ。問題は、共働き夫婦のため、孫の面倒を見ている祖母が登場した部分。祖母がお手洗いにいる間、食卓の上に上がった孫が、うつわの熱いスープをこぼし軽い火傷を負った。病院で嫁は姑に「きちんと子どもの面倒を見ているんですか」と責めながらびんたをした。息子は訴える母親に「びんたをされて当然」と冷ややかに反応する。

ＫＢＳのオフィシャルサイトには「度を越した」、「とんでもない刺激的なシーン」というなどの抗議が殺到。抗議の書き込みは、２８日午後現在１０００件を上回っている。これについて、プロデューサーのキム・ソクユン氏は「嫁が姑にびんたをするシーンは刺激的だが、日常生活の限界の中で行われる行為だと判断した」とし「実際に、似たような事例もある」と話した。

だが、ＫＢＳ内部も「問題がある」との雰囲気。審議チームの関係者は「決して放送されてはならない非人道的なシーン」だとし「評定会議に上程するかどうかを審議委員らと検討中」だと話した。