韓国経済副首相「人口減少が深刻…定年後の雇用促進」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.09.18 11:22
洪楠基(ホン・ナムギ)副首相兼企画財政部長官が18日、人口の減少に対応するため教員需給体系と軍人員獲得体系を改善する計画だと明らかにした。
洪副首相はこの日、政府ソウル庁舎で開いた経済活力対策会議の冒頭発言で人口減少対応策について述べ、「韓国は経済協力開発機構(OECD)のうち出生率が1未満(0.98)の唯一の超低出産国で、高齢化速度も事実上最も速く超高齢社会入りを目前にしていて、どの国よりも深刻な人口構造変化問題に直面している」と強調した。
洪副首相は生産年齢人口を拡充するために「定年後の継続雇用、再雇用、再就職など高齢者雇用促進のためのインセンティブを拡大する」と明らかにした。洪副首相は「短期的には60歳以上の高齢者雇用支援金を勤労者1人基準で四半期あたりに27万ウォン(約2万4500円)から30万ウォンに引き上げ、継続雇用奨励金も新設する」と述べた。継続雇用奨励金とは、定年を過ぎた勤労者を自発的に再雇用した事業主に支援金を支払う制度。