【コラム】THAADを放棄しよう=韓国(1)

【コラム】THAADを放棄しよう=韓国(1)

2016年07月01日10時27分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  分断管理、表現は別にして韓国の対北朝鮮政策の大前提は何であるべきか。言うまでもなく戦争防止だ。

  カーティス・スカパロッティ元在韓米軍司令官は米下院の軍事委員会の聴聞会で、韓国で戦争が再発すれば第2次世界大戦ぐらいの人命被害があると証言した。スカパロッティ司令官は上院の軍事委員会聴聞会では、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長が政権の運命が危険だと判断すれば大量破壊兵器を使う可能性が高いとも述べた。

  北朝鮮が核と生化学のような大量破壊兵器を使えば韓米連合軍も同じ手段で対応せざるをえない。米国中央情報局(CIA)出身のヘリテージ財団専任研究員であるブルース・クリングナー氏も戦争シミュレーションをしてみた結果、韓半島(朝鮮半島)で戦争が再発すれば戦争は私たちが勝つが戦争被害は第1次世界大戦レベルだろうと予測した。戦争が終わった韓半島は放射能物質と毒ガスで満ちた灰となる。放射能と毒ガスに覆われた廃虚の上で成し遂げる統一は、私たちが望んでいるものではない。

  韓国と米国政府はTHAAD(高高度迎撃ミサイル)の配備を前提に交渉を行っている。THAADは北朝鮮が射程距離1000キロのスカッドや1300キロのノドンミサイルで韓国の主な施設を攻撃することを前提にしている。

  今日現在の北朝鮮のミサイル攻撃に対する韓国の防衛手段はパトリオット迎撃ミサイル(Pac-2)であり、来年までにPac-3が導入される。パトリオットミサイルの上昇高度は40キロ前後なのでマッハ4~5の速度で飛んでくるスカッドやノドンミサイルを下層終末段階でのみ迎撃できる。敵ミサイルが目標物の攻撃直前にたった1回の迎撃チャンスだけがあるということだ。この弱点を補完する手段として終末高層段階と呼ぶ150キロの高度で北朝鮮ミサイルを一次迎撃するのがTHAADだ。

  理性的に考えてみよう。THAADやPac-3を使うことになる状況は何を意味するのか。それは北朝鮮の黄海南道(ファンヘナムド)と韓国の首都圏を戦域として始まった局地戦が全面戦争に拡大したという意味だ。北朝鮮の多連装ロケットと長射程砲がすでにソウルを含む首都圏地域を集中砲撃しているだろう。4000台以上の北朝鮮タンクが休戦ラインを突破するだろう。北朝鮮は勢いの流れが不利ならば核と5000トン以上の保有化学武器も使うだろう。

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