上体360度回転させて始球式、世界を驚かせた韓国の元女性体操選手(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.10 17:37
シン・スジはソン・ヨンジェ(19、延世大)が登場する前、韓国新体操をリードした。韓国選手では初めて北京五輪に自力で進出し、12位に入った。後輩ソン・ヨンジェの活躍も、韓国新体操を知らせたシン・スジがいたからこそ可能だった。
10歳代で一人でロシアに渡ったシン・スジは、慣れない場所で過酷な練習を乗り越えてきた。シン・スジは「ロシアの選手は東洋人と距離を置く感じだった。最初は選手たちが私と同じ部屋を使うのを避けるので、毎日、違う部屋を転々とした」と語った。
シン・スジは昨年、21歳の年齢で引退した。足首の靭帯を痛めたまま参加した2010広州アジア競技大会の後、手術を受け、長いリハビリを臨んだが、結局、引退を決めた。シン・スジは「手術を受ける時、『いつまでも選手を続けることはできない。終わりが近づいている』と直感した。どうせ長くできないのなら、一日も早く他の道を切り開くのがよいと思った」と当時を振り返った。