父はメモリー、息子は非メモリー…サムスンの代を継ぐ半導体勝負
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.25 08:11
李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長が「2030年に非メモリー半導体世界1位」という勝負に出た。133兆ウォンの積極的投資を集中し2030年までに非メモリー半導体(システム半導体)世界1位を達成するという「半導体ビジョン2030」を24日に発表した。文在寅(ムン・ジェイン)大統領もやはり非メモリー半導体を3大重点育成産業のひとつに選定し政府レベルの政策力を集中する方針だ。半導体業界と政府がこのように声を合わせながら韓国がメモリー半導体強国を超え非メモリーまで合わせた真の「半導体コリア」に生まれ変われるか注目される。
サムスン電子は24日、「2030年までにシステム半導体分野でも世界1位を達成するため研究開発に73兆ウォン、最先端生産施設に60兆ウォンを投資し、専門人材1万5000人を採用する」と明らかにした。サムスン電子は「システム半導体に対する集中的な投資で国内設備・素材業者など半導体生態系を発展させ、生産量が増加するのにともなう間接雇用誘発効果も42万人に達するだろう」と説明した。
サムスン電子の「半導体ビジョン2030」には李副会長の「真の世界1位の半導体会社サムスン電子」という抱負が込められている。サムスン電子は創業者の李秉チョル(イ・ビョンチョル)元会長(故人)が1967年に電子産業に進出し、李健熙(イ・ゴンヒ)会長が76年に破産直前の韓国半導体を買収して半導体産業に第一歩を踏み出した。サムスン電子はその後世界で初めて64MDRAMを開発して成果を出し、93年にメモリー半導体世界1位になった。