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1人当たりの国民所得、2万ドル復帰へ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.12.13 14:44
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1人当たりの国民所得が今年2万ドル台に復帰することが確実視され、来年は過去最高になると予想されている。

韓国銀行(韓銀)によると、今年の実質国内総生産(GDP)成長率は6.1%になる見込みだ。ここに一般的な物価水準を表す年間GDPデフレーター推定値を反映すると、名目GDP増加率は9.3%となる。さらに今年第1-3四半期の名目GDP増加率と国民総所得(GNI)増加率間の格差0.5%を考慮すれば、名目GNI増加率は8.8%と推測される。

 
ウォン-ドル為替レートは年平均1ドル=1160ウォンと予想される。これに基づくと、今年の名目GNIは1兆23億ドル(1162兆7000億ウォン)と推定される。これを統計庁の今年の推計人口4887万人で割れば、1人当たりの国民所得は2万510ドル(2379万ウォン)となる。今月下旬に急激なウォン安ドル高にならない限り、1人当たりの国民所得は無難に2万ドルを超えるというのが韓銀の説明だ。

1人当たりの国民所得は来年、過去最高を更新する可能性が高い。GDP増加によるGNI増加とウォン高ドル安が予想されるからだ。韓銀は来年度の実質GDP増加率予測値を4.5%と発表した。国内研究機関は来年1ドル=1060-1100ウォンまでウォン高ドル安が進むと予想した。

1人当たりの国民所得は07年までの6年間、増加傾向にあったが、08年は国際金融危機で1万9296ドルを記録し、2万ドルに届かなかった。昨年は5年ぶりの最低水準となる1万7175ドルまで減少し、今年は反騰した。

韓銀のキム・ミョンギ経済統計局長は「今年は1人当たりの国民所得が2万ドルを超える見込み。不確実性は今もなお残っているが、金融危機はもう過去のことと言えるほど」と話した。


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