【社説】「政派放送」に変質した韓国公営放送KBS、国民受信料を徴収する資格あるのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.25 08:11
国民の受信料で運営されているKBS(韓国放送公社)が公営放送の範囲を超えている。幅広い政治的意見を紹介して中立性を守るどころか、報道からトーク番組まで特定の政治色を色濃く反映している。「不公正・政派放送」に対する視聴者の批判も高まっている。
今月20日、盧武鉉(ノ・ムヒョン)財団の柳時敏(ユ・シミン)理事長が出演したKBS第2テレビのトークショー『対話のヒヨル』が代表的だ。柳理事長が、1980年代の学生運動エピソードからドラマ作家のキャリアまでを幅広く聞かせてくれた。終始和気あいあいとした雰囲気の中で柳時敏の魅力が十分に強調された。放送のエンディングは次回の予告で、MCが柳時敏の政界復帰の意向に関心を向けている内容だった。