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潘基文氏、朴槿恵大統領と一線を画す「国民の信頼、裏切られた」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.20 09:05
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潘基文(パン・ギムン)国連事務総長が「韓国国民は国家のリーダーシップに対する信頼が裏切られたと信じているため、非常に挫折し憤っている」と述べた。16日(現地時間)、米国ニューヨークの外交問題評議会(CFR)の懇談会でだ。潘事務総長はこの日、崔順実(チェ・スンシル)事態による弾劾政局を韓国戦争(朝鮮戦争)を除いた最大の政治的混乱に位置づけた。さらに、朴正熙(パク・ジョンヒ)元大統領が殺害された直後の政局混乱と比較した。潘事務総長は「朴大統領の父親である朴正熙(パク・ジョンヒ)元大統領が1979年に暗殺された時は、韓国人が時代の急変を経験していた次期だった」とし、「しかし、今回は、非常に平和かつ民主的であり、経済的にも豊かな社会となったにもかかわらず、このようなことが起きた」と述べた。

この日、潘事務総長の言及に対して彼がついに「朴大統領叩き」に出たという声が聞こえている。朴大統領の政治的な象徴用語であった「信頼」を取り上げたことや、父親の朴正熙(パク・ジョンヒ)元大統領の殺害当時と現状況を比較したことなどは、朴大統領を狙って批判しようとした意味合いが強いということだ。自分が大統領選に挑む場合、朴大統領および親朴系の勢力とは距離を置きたいという意向を示したという見方もある。彼は「私はこのすべての状況を十分に理解している」とし「混乱は一時的であり、韓国国民はこの危機をすぐに乗り越えられると信じている」と話した。潘事務総長はこの行事でも大統領選への出馬に対して直接的な意思表明はしなかった。

 
しかし、彼の視線と歩みが大統領選に向かっているという事実は、ますます明らかになっている。今月末に退任する潘事務総長は相次いだお別れ行事で発言の度合を明らかに高めている。潘事務総長は、この日に先立って開かれた国連出入記者団との記者会見では「韓国国民が現在の危機の克服に役立つ新しい形の包容的リーダーシップ(inclusive leadership)を熱望している(desperation)ことを知っている」と述べた。「新しい包容的リーダーシップ」は既存の政党にコネのない潘事務総長の強みとして言われている資質だ。

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