<崔順実ゲート>崔太敏一家、朴大統領を背に26年前にも…
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.18 16:30
崔太敏(チェ・テミン)氏(1994年死亡)の一家が26年前にも朴槿恵(パク・クネ)大統領を背に大企業に圧力を加えて資金を受けていたことが確認された。中央日報が単独入手した「槿花報運営基金確保案」によると、崔太敏氏は「槿花奉仕団」の機関紙「槿花報」を100万部発行するという名分で1990年7月、浦項製鉄(会長 朴泰俊)、亜南産業(会長 金向洙)、韓国化粧品(社長 林忠憲)、大農グループ(会長 パク・ヨンハク)、大宇グループ(会長 金宇中)から計10億8000万ウォン(物価指数基準で現在30億ウォン以上)を集めた。崔太敏氏の娘・崔順実(チェ・スンシル)容疑者(60)が大企業に圧力を加えてミル・Kスポーツ財団への支援を受けたのと似た手法だ。
89年に設立された槿花奉仕団は、朴大統領と崔太敏氏が対外活動の基盤とした「セマウム奉仕団」の後身だ。槿花報は団体の便りを伝えると同時に朴正熙(パク・ジョンヒ)政権の正当性を説明する窓口の役割をした。この文書を作成した育英財団の元職員A氏は「崔太敏氏の指示に基づいて文書を作って5社に伝え、そのまま資金が集まった。企業の腕をねじって資金を集め利権を得る方法は昔も今も全く同じ」と話した。A氏は「このように進められた事業の利権の多くが崔太敏氏一家に流れた」と語った。