【現場から】釜山映画祭、観客は減ったがクォリティーは守った
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.17 15:37
良い出発ではなかった。開幕の前日に海雲台(ヘウンデ)を襲った台風18号のため海雲台での行事をすべて取り消し、あたふたと映画の殿堂側に野外舞台を移さなければならなかった。開幕式は例年より静かだった。顔がよく知られているスターがあまり見えなかったからだ。観衆の歓声もデシベルが大きく下がった。予想通り全体観客数も減った。15日の閉幕記者会見で釜山(プサン)国際映画祭側は「今年の観客は16万5149人で、昨年の22万7377人に比べ27%ほど減少した」と明らかにした。昨年より6万2000人減ったのだ。
2年間の葛藤の末に開かれた映画祭だった。相変わらず「ボイコット」の余波で観客の相当部分を占める全国映画科の学生の参加が低調だった。国内スター監督・俳優が不参加を宣言したため観客も減った。