アベノミクス7カ月の現場を行く(下)…成敗に関係なく韓国には悪材料(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.06.14 09:17
パク・ソンウク韓国金融研究院マクロ国際金融研究室長は「アベノミクスに対する金融市場の期待が過度に大きかったのは事実。現在は調整を受ける段階であるだけに、成敗を判定するのはまだ早い」と述べた。パク室長は「金融を緩和するのは難しくない。アベノミクスの本当の変曲点は、日本政府が既得権層の反対に対抗して果敢な構造改革に踏み込めるかにかかっている」と指摘した。約80年前に米ルーズベルト政権が金融緩和に成功したのも、言葉を越えて果敢な行動に出たためだ。
一つはっきりしているのは、アベノミクスの成敗に関係なく韓国経済が最も大きな影響を受けるという点だ。またアベノミクスの名分は「デフレ脱却」だが、結局は為替レートに影響を与える。しかし韓国が反発したところで、どうにかなる雰囲気ではない。日本は「1ドル=100円という為替レートは、08年のリーマンショック前に戻る正常化過程にすぎない」と反論している。国際社会もG7とG20の会議で日本に軍配を上げた。