◆自動車・ビール・食品関連産業も活気

自動車はオートキャンピングと密接な関連を持つ産業群の１つだ。起亜（キア）自動車・漢城（ハンソン）自動車・現代（ヒョンデ）自動車・韓国ＧＭが顧客を対象にオートキャンピング体験イベントを行っている。キャノンコリアも先月、楊坪（ヤンピョン）樹木園キャンプ場で最近、デジタル一眼レフ（ＤＳＬＲ）カメラによる写真の撮り方講習会を開催した。キャンプに行って食べて飲むという関連効果を狙い、飲食品業界もキャンプマーケティングに乗り出した。ハイト真露やペクソルタダムなどが顧客を相手にキャンプ村無料招待イベントを行う。

キャンプ型オーダーメード食品も相次いで開発・発売されている。サジョは既存のソーセージを太くしてバーベキュー用に焼けるようにしたキャンプ専門ソーセージを出した。パルドの『ザ・スプーンブランチジャガイモ』は、野外で手軽にお湯だけ注いで食べられるよう粉末にすりつぶしたジャガイモだ。飲料業界では、荷物を減らしたがるキャンプ族のために人気の飲料水を粉末化して売り出す試みも真っ最中だ。お茶専門企業“ティジェン”は水を注げばスパークリングの気泡が上がってくる粉末型『レモン＆ユズ スパークリングアイスティー』を開発して出した。ＣＪ第一製糖はビタミンウォーターを粉末にした『ウォーターでビタミン』を、東亜大塚は１袋を水で薄めてポカリスウェット１リットルを作ることができる粉末タイプを出した。

コーロンスポーツのファン・サンフン用品企画チーム長は「キャンプを楽しむ３０～４０代は小学生低学年の子供を持つ中産層以上の家庭がほとんど」としながら「こうした顧客はキャンプだけでなくほかの消費も主導する階層なので、ほとんどすべての内需企業等が彼らを対象にしたマーケティングに力を注いでいる」と話している。


不景気な韓国？　アウトドア人気にキャンプ市場は活況（１）