【グローバルフォーカス】トランプ大統領の国連演説、言うべきことを言った(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.22 13:10
このような発言は新しいものではない。1993年に韓半島(朝鮮半島)非武装地帯(DMZ)を訪問したビル・クリントン大統領は、北朝鮮の核兵器開発を無意味だと宣言した。北朝鮮が米国の報復で「破壊される(destroyed)」という理由だった。クリントン大統領の警告は第1次北核危機が高まった状況であった。慎重に準備された発言だった。発言の目的は、米国の核の傘が効果的であり、平壌(ピョンヤン)が大韓民国と米国を威嚇しても何も得られないことを立証するところにあった。
どの米大統領もトランプ大統領ほど深刻なレベルで北朝鮮の核・ミサイルプログラム脅威に接したことがない。米国の大統領なら誰でも「米国の同盟国や米国に対する平壌の攻撃は北朝鮮の破滅で終わる」という米国の以前からの立場を再確認するしかない。このような次元で見ると、トランプ大統領は国連演説で彼が米大統領として言うべきことを言った。ヒラリー・クリントン氏やジェブ・ブッシュ氏が大統領になっていても同じことを述べたはずだと私は信じる。