円安に苦しんだ韓国輸出企業、ウォン安で反撃か(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.16 11:41
グローバル主要企業の昨年10-12月期の実績発表がほぼ終わった。不振の韓国とは違い、日本や米国など主要国を代表する企業の実績はほとんどが予想値を上回った。特に自動車、造船など日本の輸出企業は円安の効果を得たことが分かった。“電・車軍団”を軸とする韓国輸出企業は今年1-3月期から時差を置いてウォン安による利益改善を期待できる見込みだ。
◆日本輸出株の実績が大幅改善
未来アセット証券と新韓金融投資によると、東京証券取引所に上場された100社(TOPIX100)のうち67社が昨年10-12月期、1株あたり純利益(EPS)が推定値を上回ったことが分かった。KOSPI(韓国総合株価指数)100を構成する銘柄のうち予想以上の成績だった企業が23社にすぎないのとは対照的だ。イ・ジンウ未来アセット証券研究院は「純利益が予想値を上回った企業の比率は米国(S&P500基準)が77%とさらに高いが、日本は昨年1-3月期54%、4-6月期57%、7-9月期64%と、その比率が次第に高まっている」とし「これは円安で日本輸出株の収益性が着実に改善されているため」と説明した。