最高裁「双龍車の整理解雇は正当、緊迫した経営上の必要」=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.14 14:17
最高裁は原審で不当だとした双龍車の2008年会計年度の財務諸表とこれに関する検討報告書に対する判断も覆した。アンジン会計法人は2008年11月に作成した双龍車監査報告書で、工場など有形資産に対し、「今後の売り上げの価値が帳簿に記載された該当資産の価値に比べ著しく低い」とし、これを財務諸表に反映するべきだという意見を出した。双龍車は当期純損失の規模を増やした財務諸表を作成し、サムジョンKPMGはこれを引用して人員削減が必要だという検討報告書を出した。控訴審は「2013年までいかなる新車も発売されないという仮定で価値を評価したもので、妥当性が不足する」と指摘した。しかし最高裁は「未来に対する推定は不確実性が存在する」とし「やや保守的に行われたとしても合理性を認めるべき」と提示した。
最高裁は「整理解雇の規模の算定に問題がある」という勤労者の主張と「解雇回避努力を尽くさなかった」という控訴審の判断も受け入れなかった。▼必要な人材規模に対する判断は経営判断の問題に属する▼会社が解雇を防ぐために部分休業などの措置を取った--などを根拠に挙げた。