<リセットコリア>中国が自ら北核解決に進むという期待は捨てるべき(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.11.22 16:05
文在寅(ムン・ジェイン)大統領の「北核解決法時計」は来年2月の平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)に合わされている。中国と急いで高高度防衛ミサイル(THAAD)問題を整理したのも(10・31韓中関係改善共同発表)、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で中国の習近平国家主席と会談したのも(11月11日)、文大統領の12月の訪中を確定したのも、これを念頭に置いたものだった。中国が北朝鮮を動かして平昌五輪に参加させ、これを契機に南北対話の突破口を開くという、いわゆる「平昌構想」の事前準備作業だった。
問題はあまりにも多くの「もし」を前提にしている点だ。この構想は▼もし12月の韓中首脳会談で中国が積極的役割をすることを決心すれば▼もし北朝鮮が追加挑発を続けなければ▼もし韓米連合軍事訓練の延期または中断を米国と合意できるなら--可能だ。最も大きな「もし」は「北が戦略的算法を変えるという意図で平昌五輪に参加するなら」だ。