現地型から細分化へ…中国自動車市場で「デザイン戦争」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.24 13:47
現代・起亜車が中国市場で最も力を注いできた部分はデザインだ。中国で新車が発売されるたびに「中国現地型デザイン」という言葉が使われる。しかしこれも今では古い言葉になった。中国自動車市場が急激に拡大したからだ。デザイン戦略に大々的な変化が求められている。
「中国現地型デザイン」で真っ先に思い浮かぶものは華麗さと大きな室内空間だった。現代・起亜車が中国に本格的に進出した15年前は派手で大きな車が主流だった。現代・起亜車はこれに合わせてグローバル市場に共通するデザイン要素よりも華麗なデザイン要素を取り入れて中国市場で販売した。ウイングタイプのラジエーターグリル、シャープな形状のヘッドランプなどを中国製品に適用したのだ。また室内空間も同級最高レベルの諸元になるよう開発した。
同じ製品でも中国で販売される自動車はホイールベース(前輪車軸と後輪車軸の距離)を最大限に増やして大きくした。また高級便宜仕様を好む中国消費者の特性を反映し、他国のモデルより高級便宜仕様を積極的に適用した。黄砂をはじめとする粒子状物質を防ぐために空気清浄機能も搭載される。