7000人が引退移住したフィリピン…韓国人老夫婦また殺害(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.21 14:01
引退後、余裕のある生活を送るためにフィリピンを訪れるが、現地の治安はずいぶん前から赤信号がともっている。2013年13人、2014年10人など毎年10人余りの韓国人が殺害されている。今年フィリピンで殺害された韓国人はナさん夫婦まで合わせて7人だ。
フィリピンで治安領事をつとめた東西(トンソ)大学のパク・ウェビョン教授(警察行政学)は「フィリピンでは韓国人が現金を多く所有していることが知られていて、犯罪の標的になるケースが多い」として「違法銃器が100万丁以上も流通しており、現地の治安が良くないので自ら気をつけるしかない状況」と話した。
犯罪の標的になるのは金銭問題や現地の人たちとの摩擦のためだ。フィリピンのある海外同胞は「韓国の人々の中でお金自慢をしたり現地の人たちと事業をしたりして問題を起こした人々が主に標的になる」として「現地人だけでなく韓国人同士の摩擦も殺人などの犯罪につながるケースも多い」と話した。