【コラム】誰のために戦争を呼ぶような口笛を吹くのか=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.17 15:03
朴槿恵(パク・クネ)大統領は「国軍の日」の演説で北朝鮮住民の脱北を促した。尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官は北朝鮮の国連加盟国資格のはく奪を主張した。韓民求(ハン・ミング)国防部長官はさらに一歩踏み込み、金正恩(キム・ジョンウン)除去特殊部隊を運用する計画だと明らかにした。核を持とうという人たちもいる。「戦争も辞さない」という声が登場し、米国の一部からは先制打撃論まで出てきた。いったい何のために、誰のために戦争を呼ぶような口笛を吹くのか。
北朝鮮の核弾頭弾道ミサイル開発が韓半島(朝鮮半島)・東アジア、さらに世界の平和に不安定要素となっている。その通りだ。必ず解決しなければいけなに問題だ。北朝鮮に対する制裁が必要な理由でもある。しかし決して韓半島の危機状況を国内の政治的な目的で利用したり軍産複合体的に接近したりしてはならない。