【社説】障害者に対する差別は声なき暴力=韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.03.09 13:15
2014年ソチ冬季パラリンピックが8日に開幕した。過去最多となる45カ国・地域から来た547人の選手は今後9日間にわたり熱を帯びた競争を繰り広げるだろう。韓国はバイアスロンを除く4種目に選手27人、役員30人余りを派遣した。これもまた過去最大規模だ。「挑戦と克服」をテーマにした開幕式に賛辞を送り、玉の汗を流す選手たちを嬉しい気持ちで応援する。
しかし一方では韓国の障害者の厳しい境遇を改めて考えさせられる。保健福祉部傘下韓国保健社会研究院の2011年障害者実態調査にはその残念な実状がそのまま表われている。全国約1万7000の標本世帯に住む13歳以上の世帯構成員3万8000人余りを対象にした調査で障害者は268万人と集計された。人口の5.6%、100人中6人が障害者という意味だ。
耳を傾ければ彼らのため息と鳴き声は雷になるようだ。障害者出現率は2000年の3.09%、2005年の4.59%から2011年には5.6%に高まっており状況はさらに深刻になっている。