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【グローバルアイ】ケネディと「天霧」艦長

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.26 10:16
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最近、ある会合でキャロライン・ケネディ新任駐日米国大使が話題になった。同席した日本政府の関係者に「いくらジョン・F・ケネディ元大統領の娘とはいえ、日本の国民がこのように熱狂する理由は何か」と尋ねた。彼は「ケネディ元大統領が日本に見せた寛大さのためではないだろうか」という新鮮な分析をした。

日本の真珠湾攻撃で太平洋戦争が始まると、ケネディ元大統領は海軍に入隊した。階級は中尉。55トン級の魚雷艇「PT-109」の艇長だった。1943年8月2日夜、南太平洋ソロモン諸島でケネディの魚雷艇は日本海軍の1750トン級駆逐艦「天霧」と衝突した。魚雷艇は沈没し、13人の部下のうち2人が死亡した。真っ暗な海でケネディは5時間泳ぎ、かろうじて生き残った。

 
「しかしケネディは日本を許した。日本に『昨日の敵は今日の友』という手紙を送り、当時『天霧』に乗っていた日本の軍人を米国に招待した。日本はそのような度量を見せたケネディに賛辞を送った。そのケネディの娘が大使として来たのだから熱狂するのは当然だ」。

事務室に戻って資料を調べた。しかし“ファクト”に少し差があった。ケネディが先に手紙を送ったのではなく「天霧」の艦長だった花見弘平が先にケネディに「謝罪および激励」の手紙を送ったということだ。

この微妙なファクトの差は今日の韓国と日本の認識と似ている。日本は相手の度量と寛容を重視する。それが未来に向けて進む近道だと信じている。韓国は順序を重視する。花見艦長が先に手紙を送ったように、被害を加えた側が先に謝罪するのが道理という原則論だ。接点がない。

もうすぐ朴槿恵(パク・クネ)大統領の当選から1年が経つ。もう韓日関係を総体的に点検する時だ。先に米国防長官に会って日本非難を吐くような「遠隔対日外交」はやめよう。国格の問題だ。ただすべきことは直接、当事者にただそう。朴大統領は「日本の態度の変化が先にあるべきで、現状況で首脳会談をしても状況が悪化するだけ」という。しかし率直に言ってこれ以上悪化することがあるだろうか。さらに強攻に出ようと、どうしようと、それは後の問題だ。難しくても相手に会って説得するのが、指導者の国民に対する責務ではなかったのか。

日本の集団的自衛権をめぐる“不都合な真実”もいつまでも隠す問題ではない。韓国が日本の戦力を“必要な時”に使えるよう釘を刺しておき、必要なものは解いていくよう誘導する逆発想が必要な時ではないのか。最近の国際情勢は私たちがこれ以上、国民感情に縛られている場合ではないことを見せている。

何よりも朴大統領は日本の普通の国民に確実に友好のメッセージを伝える必要がある。日本の報道機関を呼んでインタビューでもするべきだ。指導者や政府の間ではうなっても、日本国民の反韓化を放置する致命的な愚を犯してはならないからだ。急がれる状況だ。

金玄基(キム・ヒョンギ)東京総局長

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