【グローバルフォーカス】韓米首脳会談成功のための4つの提言(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.30 10:17
第二に、高高度ミサイル防衛(THAAD)体系に対する韓国の立場に対しては過度に長い時間を割く必要はない。文大統領が自身の国内政治ジレンマを長く説明するほど一層弱く見えてしまう。環境影響評価は必要だが、評価過程を迅速に終えて、THAADが韓米関係の癒えない傷として放置されたり、中国がソウルをさらに強く圧迫する誘因にさせたりしないという確約程度なら充分だ。
第三に、北核凍結に伴う相応措置を過度に重視するのは望ましくない。ワシントンは、蜃気楼のような北朝鮮の核実験中断に対する見返りに、韓米同盟の抑止力を弱化させて北朝鮮の実際の脅威は全く縮小させることができないすべての提案に対して非常に懐疑的だ。相応措置は戦術に過ぎない以上、そのどのような意味でも戦略ということはできない。より良いアプローチ法は両首脳が幅広い戦略的枠組みに合意することだ。具体的な戦術は両国の実務陣のミーティングで扱えば良い。