「チケット喫茶」で働く脱北女性「韓国の自立支援策は役立たない」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.27 10:00
脱北女性が「チケット喫茶」に流れ込んだのはここだけではない。30年ほど前にソウルの都心に登場したチケット喫茶はその後、首都圏や農村に広まった。実際、楊坪(ヤンピョン)市内の中心地に並ぶ10カ所ほどのチケット喫茶のうち脱北女性が従業員である店は8カ所、実際に経営している店も3カ所以上だった。
脱北女性のチケット喫茶進出は職場を探せないためだ。楊坪の喫茶店従業員キムさん(44、女性)は「咸興(ハムフン)で魚屋をしながら暮らすのが厳しく、8年前に鴨緑江(アムノッカン)を渡って北を脱出しました。数年間は工場で働きましたが、月130万ウォンでは生活が苦しかった。北朝鮮の家族にお金を送るためです。結局、知り合いの紹介で喫茶店まで流れて来ました」と話した。