<アジア大会>タオルで雨水拭く陸上、コンテナで選手待機…問題点が続出(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.30 09:17
仁川市と組織委は準備期間、歩調が合わなかった。地方公務員と組織委に派遣された契約職の職員は対立していた。こうした中、重要な大会の運営はどんぶり勘定式で行われている。
大会の序盤、射撃・フェンシング選手に提供される弁当からサルモネラ菌が検出され、弁当を全量廃棄した。ボランティアメンバーが他の弁当を食べる間、選手は食事を抜いて競技に出場し、韓国コーチングスタッフが組織委を暴言を浴びせたりもした。バドミントンが行われた体育館のエアコンの風が競技に影響を与え、選手が困惑した。競技場の停電のため選手が練習を中断し、選手村のエレベーターが停止したため高層を階段で行き来することもあった。
組織委のボランティアメンバー教育・管理にも問題が多かった。競技場の案内など基本教育がきちんと行われず、選手団や取材陣が不便を感じることもあった。通訳など核心要員が「処遇が約束と違う」とし、大会開幕前に多数が抜けた。選手と取材陣を輸送するシャトルバスは運行時間に遅れたり、来なかったりした。バスに乗ることができなかった人たちは歩いて競技場へ向かい、警察の車に乗ったりもした。