水産物放射能汚染の不安広がる中…笑顔で旧正月を迎える韓牛農家
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.17 13:27
15日午前9時、忠清南道牙山(チュンチョンナムド・アサン)のテクノバレーの通りを抜けて車1台がやっと行ける道を10分余り走ると、浅い霧の中から鼻を刺激する臭いが漂ってきた。「シャーッ」と音を立ててまかれている消毒薬に1度当たって出ると、韓牛農場であるテリム農場の農場長キム・キュテ氏(65)が17日に競り場に送られる大きな牛30頭が集まっている畜舎へと急いだ。彼は「もっと売りたくても、最高価格をつけるほどの牛はこの程度」と言って残念がった。代わりに彼は1000坪(3305平方メートル)規模の他の畜舎を見せて笑顔を見せた。「これは妊娠した牛だが昨年10月から100頭ほど増やした」。
日本発の水産物放射能汚染への不安が大きくなる中、今年の旧正月の韓牛価格が揺れている。畜産物品質評価院によれば、旧正月の17日前(今年は1月13日)を基準にした牛の競売価格は1キロあたり昨年の1万3065ウォンから1万5322(約1500円)ウォンに上がった。だが農家は価格がさらに上がることを期待して、妊娠可能な雌牛の飼育を増やしており、中間卸売商は物量確保に東奔西走する状況となった。