【コラム】「あなたはどちら側なのか」=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.09.03 13:59
「あなたはどちら側なのか?」「敵なのか同志なのか?」このような質問を強要されたり、強要されると感じたりする時、私は悲しくなる。気持ち悪くて不快だ。両側の組に分けて、こちらなのか、あちらなのかを尋ねる質問に返事をしなければならない苦しさに、時にはあきれ返る。良心や思想の検証を受けるような忌わしい気持ちを越えて、知性や知能が侮辱される凄惨な気さえする。思想と良心の自由が憲法的な価値として保障された民主主義国家で、良心の告白を強要されるというのは話にならない。韓国哨戒艦「天安」事件を見ながら感じたことだ。
韓国政府が昨日国会に提出した逮捕同意案で指摘された内容のとおりならば、李石基(イ・ソッキ、統合進歩党国会議員)は明らかな“赤”だ。弁解の余地のない、骨の髄から従北主義者だ。北朝鮮の主張をオウムのようにまねて、語り口まで北朝鮮をまねた。そうした者が法の盲点を利用して堂々と金バッチをつけて国会議員として活動してきたという事実自体が言語道断だ。彼を保護して弁護する大韓民国の国民はほとんどいないだろう。彼は定められた法により審判を受けて応分の罰を受けなければならない。ここまでは異論の余地がない問題だ。こちらなのか、あちらなのかを悩む必要もない問題だ。