「四季通じて使えるエアソリューション・ラインナップでグローバル健康家電市場を先導する」

ＬＧエレクトロニクスの趙成珍Ｈ＆Ａ（ホームアプライアンス＆エアソリューション）社長は１７日にソウル汝矣島（ヨイド）のＬＧツインタワーで行われた新製品発表会で「エアソリューション」事業の成長性を強調してこのように話した。趙社長が新製品発表に自ら出席したのはエアコン・除湿機から空気清浄器、プレミアム加湿器まで四季を通じてずっと室内の空気を快適に維持するエアソリューションの全体ラインナップが完了したということを説明するためだ。

グローバル空気清浄器市場は中国、韓国などで需要が増えて最近３年間で年平均１０％以上成長している。昨年世界市場規模は３７億ドル（約４０９６億円）だ。家電分野で多くないブルーオーシャンなのだ。趙社長は「昨年末に空気清浄器プレミアム・ブランド『ＰｕｒｉＣａｒｅ（ピュリケア）』を発売して以来、今年のグローバル売り上げが２倍に増えた」と説明した。

ＬＧエレクトロニクスはこの日、戦略製品である「ＰｕｒｉＣａｒｅ３６０度空気清浄器」を公開した。この製品は専用面積９１平方メートル（約２８坪）でＬＧの空気清浄器の中で清浄面積が最も広い。最近リビングとキッチンの境界がない開放型の室内構造が多いため容量の大きい空気清浄器を求める顧客が増加しているという点を考慮した。李在星（イ・ジェソン）エアソリューション事業部長（専務）は「昨年、火山が多くて空気が良くない台湾にオンライン業者を通じて空気清浄器を販売したが消費者の反応が爆発的だった」とし、「今回の新製品で改めて中華圏を攻略した後、来年は米国・欧州など３０カ国に販路を広げる計画」と話した。ＬＧ電子はこの日、暖房・冷房・空気清浄・除湿が全て可能な「ＷＨＩＳＥＮ（フィセン）デュアル冷暖房エアコン」も公開した。価格は２８０万～３００万ウォン（約２６万～２８万円）で、今月末に発売する。