アシアナに1.6兆ウォン支援…「売却白紙化なら債権団の任意で」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.24 16:30
産業銀行をはじめとする債権団がアシアナ航空に1兆6000億ウォン(約155億円)を支援する。アシアナ航空は年内の売却先決定を目標にしている。売却手続きが順調に進まない場合、債権団が債務株式化を通じてアシアナ航空株を確保できる装置も用意した。必要な場合、売却の主導権をクムホ(錦湖)側でなく債権団が握るということだ。
洪楠基(ホン・ナムギ)副首相兼企画財政部長官は23日、産業競争力強化関係長官会議を主宰し、産業銀行が提出した「アシアナ航空経営正常化推進案」について議論した。洪副首相は「債権団はアシアナ航空の営業状況が良好であり、大株主が買収・合併(M&A)同意を含む信頼できる案を提出した点を考慮し、資金支援を決めた」と述べた。続いて「アシアナ航空は収益性が低い路線の閉鎖など経営改善努力と同時に、年内の契約締結を目標にM&Aも推進する計画」と伝えた。
債権団の支援決定は朴三求(パク・サムグ)前クムホアシアナグループ会長が辞意を表明しながら緊急支援を要請してから約1カ月ぶりだ。支援金額は朴前会長の要請(5000億ウォン)より1兆1000億ウォン多い。市場に「流動性を心配する必要はない」という確実な信号を与えることで、アシアナ航空の売却を支障なく進めるためとみられる。